
6月20日に史上最年少記録がアドウェイズの岡村陽久社長によって更新された。設立わずか5年で東証マザーズに上場し、世界展開に向けて加速するアドウェイズ。同社の技術、サービス、そして今後の展開について岡村氏に話を聞いてみた。
─アドウェイズというと、モバイルアフィリエイトNo.1というイメージが強いのですが、初めからモバイルを行っていたのでしょうか?
実は、弊社は、後発でアフィリエイト業界に参入したので、既に数社の競合がいたんですよ。そこで、普通に事業を展開していくのは難しいと考え、まずは金融と懸賞系のクライアントに特化して事業を行っていました。その後さらに他社と差別化をしなければいけないと考えて、モバイルアフィリエイトを始めましたんですよ。
─アフィリエイト業界では、モバイルアフィリエイトは技術的に難しいと言われていたようですね。それを御社が一番初めに開発できた理由とは何でしょうか?
単純に弊社が、唯一真剣にモバイルアフィリエイトの実現を考えていた会社だったからだと思います。実は、インターネットの会社で自社で技術開発をしている会社は以外にも少ないのです。モバイルのアフィリエイトでも、自社で苦労して技術を開発するよりも、モバイル広告測定の技術ができたら参入しようと考えていた会社が多かったのではないでしょうか。
逆に弊社はエンジニアを抱えて技術開発を行っている会社なので、モバイルアフィリエイトへの力の入れ方が他社と違っていました。もちろん、cookieやIPなどで広告効果を測定する方法があるパソコンのアフィリエイトとは違い、モバイルには、cookieなどがないので、開発は簡単ではありませんでした。
だから、全キャリアや全機種を調べに調べて、どうやって限られた範囲内で広告効果を測定するかというのをかなり研究してシステムを作りました。
─御社のモバイルアフィリエイトサービス『Smart-C』がモバイルアフィリエイトNo.1の地位を築けている理由は何でしょうか?
一番初めにサービスを行ったからだと思います。
アフィリエイトというのはクライアントがたくさん集まっているところに、メディアが集まってきます。またメディアが集まっているところに、クライアントが集まってきます。だから、後発で参入してきてもクライアントとメディアを集めていくのはなかなか難しいものです。
パソコンのアフィリエイトを始める場合、クライアント側のシステム対応はさほど難しくないのですが、モバイルの場合はクライアント側のシステムを多少変更する必要があるので、後発で参入してもクライアントには「面倒」という理由で断られてしまいます。よって1社のクライアントが利用するモバイルアフィリエイトの会社は1社か2社ではないでしょうか。だから、上位の会社や、早くから手をつけていた会社が選ばれる可能性が高いんですよ。
─ポッドキャスドでも『アドコール』という成果報酬型サービスを始めたようですね。
実は、アドコールは、ポッドキャストだけでなくフリーペーパーやその他の媒体でも利用できるコール課金型の広告です。 これまでのアフィリエイトというのは、インターネットメディアかモバイルメディアの2つだけでした。というのも広告効果を測定できるのがこの2つだけだったからです。アドコールとはそれを変える事業です。
通常企業は、1つの電話番号しか持っていませんので、複数の媒体に広告を出している場合は、どこの媒体を通じて電話がかかってきたのかが把握できませんでした。アドコールでは媒体ごとに電話番号を変えてどの媒体から効果があったのかというのを測定できるというサービスです。これにより、今までインターネットメディアとモバイルメディアでしかできなかった成果報酬型広告をポッドキャストやフリーペーパーなどでもできるようになりました。
─なるほど。フリーペーパーだけでなく、ポッドキャストでもサービスを利用できるようにしたのは、今後ポッドキャストの利用が拡大すると考えたからでしょうか?
そうですね。ポッドキャストというのは、iPodの販売数と比例してくるので、今後はある程度拡大すると見込んでいます。また、ポッドキャストは、唯一広告収入が無かったメディアでした。よって広告収入ができるというのはメディアにとっても嬉しいことですし、クライアント側にとっても今までとは違った顧客に対して訴求できると思います。
─実際に、どのような企業が利用されているのでしょうか?
今までのインターネットやアフィリエイトとは違うクライアントだと思います。例えば、保険会社、人材の登録などをさせたい企業、証券口座の口座開設の問合せなど、電話をユーザーからかけてほしいというニーズがある企業です。


