―どういった事業でビジネスを始めたのでしょうか?
実は、会社を作った当初はディスコをやろうと思っていました。
先ほども言いましたが、ディスコでバイトをしていた時があったのですが、当時のディスコや飲食店などは管理体制というものが全くありませんでした。 お金の計算もちゃんとやっていない人が多かったんですよ。 そこで、これをちゃんとやればビジネスになるなと思ったんです。
ただし、いきなりディスコは難しいから、アミューズメントの要素が入ったバーをやろうと思っていました。
当時の僕のあだ名がフォックスだったので、お店の名前をフォックスにしようとしたんですね。
さらに、この一号店のコンセプトはネイティブアメリカンで行こうと思っていて、ネイティブアメリカンといえば何となく赤だなということで、「レッドフォックス」にしました。 そのうちに「ブルーフォックス」とかテーマを変えてチェーン展開できたらいいなとどんどん夢は膨らんでいきました。(笑)
後からレッドフォックスって赤い狐じゃないですか?だから、カップラーメン好きだったの?なんてよく言われましたよ(笑)
―フォックスというあだ名はどこからついたのでしょうか?
ディスコでバイトをしていたときは、僕は一匹狼だったんですね。 でも、狼って言うほど程じゃないから狐かなと・・・(笑)
―では、創業時はバーを経営されていたのですか?
実は、バーをやる為にある人からお金を借りる予定だったのですが、急に都合が悪くなってしまい借りることができなくなってしまったのです。
バーの話もなくなってしまったので、どうせやるならソフト会社やろうと考えるんですね。 会社を作ったので仕事をもらおうと東芝さんで働く知り合いに「仕事をください」と話を持っていくと、東芝さんの口座を開いてくれたのです。
横浜国大の肩書きを持っていたので「大学生が頑張っているから応援してやろう」という気持ちだったのでしょう。
でも営業や経営の基本については何も知らないでやっていたので、会社はうまくいきませんでした。。 “御社”とか"弊社“という言葉すら知りませんでした。
しかし幸か不幸か大学生の技術者が東芝さんに口座をもっていたので、銀行が僕を過大評価したんですね。 当時はバブルだったのもあると思いますが、銀行から次々とお金を貸してくれるんですよ。 そして、パッケージを作ったりといろいろとやるのですが、売れずに大失敗をしてしまいます。
どん底で借金だらけになるんですが、そこから無我夢中で働き2~3年で借金を完済しました。
そこからがウチの本当のスタートですね。
創業時にお金は簡単に集まりましたが、やはり自分に知恵がなかったのだと思います。
しかし、7年間失敗を重ねて得た答えがたった一つあります。
「価値観の差が利潤になる」ということです。この答えを得る為に僕は失敗に失敗を続けて数千万円という授業料を払いました。
―「価値観の差が利潤をなる」についてもう少し詳しく教えてください。
シュンペーターという人の言葉です。「資本主義とはそもそも価値観の差が利潤になる。」というのをある時読みました。価値観の差?利潤?頑張ればいいんじゃないの?(笑)と思っていたんですけどね。
何かよくわからないけど、どうやらコレがルールらしいと・・ コレが真理らしいと・・。
それからは、何かあるといつも、「価値観の差を利潤にしているか?」「どこに価値感の差があるのか?」というのを自問自答しています。

